姿見不動滝 朝のため薄暗かったが、 かえって楚々とした綺麗な滝に見えた。 思ったよりも落差がある。 大きさ比較。 私が立っている場所は ほぼ滝つぼである。 滝の周辺のたたずまい。 杉と滝がすっくと延びていて、 背筋も伸びる感じがする。 岩盤にくだける滝にありがちで 滝つぼは浅い。 滝の落ち口の葉っぱが 黄色くいろづいていた。 |
2006/11/4 姿見不動滝(落差20M) 長野県清内路村 11月の連休に田立の滝に行こう、ということで飯田市に宿泊。午前8時には田立の滝の駐車場から歩き出すつもりで7時に宿を出発した。 飯田市から田立の滝のある南木曽町に行くには県道8号線で大平峠を越えるという手もあるが、地図でみた道のうねり具合に恐れをなして、距離的には遠回りになるかもしれないが清内路トンネルで峠を越えられる国道256号線を選ぶことにした。 この国道256号線は大観光地である妻籠宿を通るので時間帯によっては混雑が予想されたが、早朝ならそれほど大変ではないだろう。 そんなこんなで国道256号線に入り、朝日を浴びた山々が黄色くいろづいているのを楽しみながら快適にドライブしていると、あら、やだ、滝の看板をみつけてしまった。 「姿見不動滝」 矢印がついていて大きく200メートルと書かれている。 200メートル先に滝がある?ならば行かねばならないでしょう。 これは南木曽町側から撮影。 この滝の名まえは写真集などで知っていたが、手持ちのライトマップル長野版にのっていなかったので、ノーチェックだった。 駐車スペースなどはないが、国道の路肩が滝よりも南木曽町がわに少し進むと広くなっていて駐車するには困らなかった。 いそいそと看板のもとまで行くと、小川のわきに道がついている。 が、その道は車止めが立てられていて、消えそうな文字で「滝見台建設中につき通行止め」とあった。 なにお〜?しかし、ひるむ我々ではない。 工事といえば休日は休むもんだろう。しかもまだ8時前だし。200メートルの間にいかほどの困難があろうものか。 あまり難しくも考えずにさっさと車止めを乗り越えて道を歩き出した。 果たして、小型の重機が道の脇にあった。 それからコンクリートの基礎らしいものが道をふさぐ形で作られていた。滝見台の基礎になるのだろう。 ふと見ると滝まではかなり距離がある。 もし滝見台ができてしまったら、滝はこの距離からしか見られないってことなんだろうか。 いったいなんでまたそんなふうにしてしまうのかわからないまま、無人の工事現場(といっても、ちっちゃいものですが)を乗り越えて滝のそばまで行った。 小川の脇を通る遊歩道。 滝見台になるとおぼしき、基礎。滝から遠い。 朝の薄暗い空気の中、黒い岩盤に分岐する滝の白い姿が印象的だ。 すっくと立った杉の高さに匹敵するほどの落差がある。 近くにあった説明によるとどうも修験の滝らしく、この滝に大日如来とか色々な神様が現れたのだそうだが、なにぶん古い文体で何と書いてあるのかよく分からなかった。 岩盤の凹凸と水や光の具合で、何かしら幻想的なものが見える滝かもしれない、とも思った。 ついでに寄ったわりには気持ちのいい滝を見た。 今日の田立の滝はきっといい滝見ができるだろうな。 2006年秋の滝めぐりG田立の滝群につづく |
交通 姿見不動滝 最寄ICは、中央自動車道園原IC。県道89号線で昼神温泉方面に進み、国道256号線に出る。左折して清内路村に入る。役場の少し手前の右側に上欄の写真のような看板がある。看板を通り越して少し行くと路肩が広くなっているのでそこに駐車。5分も歩かずに滝だ。 2006年11月現在滝見台の工事中だったので、滝を見られるかどうかは村に問い合わせるとよい。 |
2006年秋の滝めぐりその@龍双ケ滝へ
2006年秋の滝めぐりそのA仏御前の滝へ
2006年秋の滝めぐりそのB姥ケ滝へ
2006年秋の滝めぐりそのC馬尾滝へ
2006年秋の滝めぐりそのD不動滝へ
2006年秋の滝めぐりそのE新九郎の滝へ
2006年秋の滝めぐりそのG田立の滝群へ
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2006年秋の滝めぐりそのI牛ケ滝へ
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