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不動滝





不動滝
午前11時20分で、半分が日陰。
一番水量の多い流れに日光が当たって
他の流れを消してしまっているが、
もう少し幅広い印象の滝だ。
滝の本には落差50メートルと
書かれていたのだが、
現地の看板には35メートルと
書いてあった。




落ち口の紅葉の綺麗なこと。
これだけで、
南信州まで来てよかったと思った。




さらに落ち口をUPにしてみた。
岩盤が見事に削られている。
この上部は、一枚岩で
千畳敷といわれているそうだ。




滝つぼ。
意外と浅い。
よーく見ると、虹が見える。




これは川の中の石の上まで行って
撮影したもの。
夏場などは水遊びできそうだ。



紅葉も見事でした。
2006/11/3 不動滝(落差50M)  長野高森町

2006年秋の滝めぐりCの福島県馬尾滝でさんざんな目にあった我々。もう今年は滝はいいと思うくらいのひどい滝行きだった。
だが、ふと気がつくと11月の頭に三連休がある。
三連休か。1泊で遠出しても、もう1日休みがあるすばらしい連休である。
とすると、どこにも行かずにじっとしていることができないのが「んがお工房」だ。だが、どこに行くのかは、1週間前になっても決めていなかった。
しかし、ある日の夕食時、三連休はどうするという話題になってダンナが「田立の滝という手もある」と言った時には、笑い出してしまった。
その日の仕事中、どこに行こうかあれやこれや考えて田立の滝はどうかなぁ、でも遠いなぁと私も考えていたのである。
時々妙なことで思考がシンクロする。
このシンパシーを大切にしない手はない。
と、いうことで三連休の行く先は田立の滝に決定した。
田立の滝に行くのであれば、滝群の中でも最上流の箱渕までは登りたい。以前は主瀑である天河滝で引き返したのだ。とすると、午前中でも早いうちに駐車スペースを出発したいものである。
そうとなると新潟出発では日帰りは無理なので宿を探した。うまいぐあいに飯田市に安いビジネスホテルがあったので早速予約。これが11月1日の話である。本当にインターネットって便利。

そんなこんなで11月3日、我々は南信州入りした。新潟と長野は隣の県ではあるが、さすがに南信州となると遠い。最初の目的地である高森町の不動滝のそばまで来た時にはもう11時近くになっていた。
滝前でお昼っていうのもいいなぁと思いながら、しかしコンビニを通り過ぎてしまった。
不動滝への道に入ると、すぐに公園があり、お昼を買わなかったことを後悔する。もう少し走るとまた「堂所(どうどこ)森林公園」と書かれた公園があり、またまた失敗したと思う。
ここの公園の案内図で不動滝への道を確認して、大島川沿いの道を進んだ。
しばらくすると右側の川の方に「不動滝駐車場」というのが見えた。
あ、ここが不動滝か。
自動車10台ほどがとめられそうなスペースがわざわざ設けられているのだが、自動車は一台もいない。
なんだ、不動滝っていうのは、さびれた滝なのかしらん。
とにかく自動車を降りて、滝を探す。
無い。確か落差50メートルだったと思ったがなぁ。記憶違いだったかなぁ。
と、見ると、駐車場から上流に50メートルも行かないくらいの場所に川が滝になっている場所があった。落差10メートルは無いと思う。
げ、これが不動滝か?
本流が滝になっているので水量はあるが、道から見下ろす感じで、ちっとも見栄えしないのである。
  

  
  
上ががんばって撮影した小滝。下は上の写真を撮影中のダンナ。
私、なんでこの滝に来ようなんてチェック入れたんだっけ。
不思議に思いながら、とにかく写真に収めて自動車に戻った。その戻る我々の横を何台か自動車が上流に向かって走って行く。この上になにがあるのかしらん。
あまりに納得いかないので自動車に積んでおいた滝の本を開いて確認した。やだ、ちゃんと落差50メートルってあるじゃないの。
ってことは、あの10メートルもないようなのは不動滝じゃないんだ。
つまり、さらに上流に滝はあるんだ。
自動車が何台も行っているので、我々もさらに上流には自動車で行くことにした。
5分も走らなかったと思う。
しっかり林道はそこで終点で、しっかりとした不動滝の駐車場があった。
こら〜。あの手前の駐車場は何なのよ〜。危うく下流の滝を不動滝と勘違いして帰るところだったじゃないのよ〜。
終点の駐車場には綺麗なトイレもあって、滝への案内図もある。
そりゃあ、長野の人ならわかっているだろうが、フラっと来た人間は手前の駐車場に入り込んで困るに違いない。せめて案内版を手前の駐車場にもつけるべきである。
とにもかくにも、ちゃんと不動滝に来た。
人気のスポットとまではいかないまでも、10台以上の自動車が駐車していた。
  

  
通行人の話によると、昔はこの道も自動車が入れたらしいが、今は徒歩のみ。坂道を歩いて5分もかからないで滝だ。
紅葉の綺麗な坂道を登り、左にカーブすると正面に滝が見えた。
おおー。
さっきの滝が不動滝と思っていただけに、この滝の大きさは感動ものだった。
自動車から5分も歩かないくらいで、こんなに大きな滝のまん前に来れていいのか?と思うくらい大きかった。
しかも、直下まで行ける。飛沫浴び放題である。
滝上の木々の色づきも素晴らしい。
おまけに、見る位置によっては虹まで見える。
フェイントの小滝はカウントしないとして、この滝めぐりの一発目にこの滝とは、幸先がいい気がした。
滝の少し下流には木の橋が2つ架けられているのだが、そのどちらも危険なので渡らないようにとロープが張られていた。対岸に橋で渡ると、少し上から滝を見ることができる滝見台があるのだが、そこからの風景は見られないままだった。
もう少し観光客が少なかったら行っちゃったんじゃないかな〜と思うくらい、どこが危険なのかわからない状態だったので、1人ずつ渡れ、とかの対策をとって、滝見台まで行けるようにしてほしいものである。
  
  
分かりづらいだろうが、手前に橋、もう一つ向こうに橋。手前の橋の下も実は滝になっている。
さて、腹も減ったし、次の滝に行こう。いや、その前にコンビニに寄って食料を仕入れよう。次の滝は滝前ランチができる滝かな。

            2006年秋の滝めぐりそのE新九郎の滝へ
交通
不動滝  最寄ICは、中央自動車道松川ICもしくは、飯田IC。我々は新潟から行ったので松川ICを利用した。
インターをおりたら、高速道路と平行して走っている県道15号線で上市田という交差点まで走る。それから高速道路をくぐる道へと入る。
我々はどういうワケか(←こらこら)県道15号のつもりで広域農道に入り込んで実に快適に走り、角にセブンイレブンを発見してそこで右折。突き当たったら上市田という交差点だった。そのまま直進すれば高速道路をくぐる方向だったのだが、直進する道がなく、仕方がないので左折。するとすぐに行きたい方向の道があった。
高速道路をくぐると、公園らしいものがあり、道は細くなる。さらに進むと、左手に公衆トイレと「堂所森林公園」と書かれた看板がある。
道はそこを過ぎると登りながら左にカーブする。カーブしながらさらに右に分ける道があるが、そちらには行かずに直進。
ちょっと細くなって心細いが、そのままどんどんと進めばよい。
少しすると右側に「不動滝駐車場」と書かれたスペースがあるが、それは無視してよい。
さらにずんずん進むと突き当たる形で綺麗なトイレのある駐車場に着く。
駐車場からは坂道を登って5分もしないで滝である。


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