2005年氷瀑を求めてA その2
  その1 不動滝へ 瓶子(みすず)の滝 その3 船尾滝 へ 





瓶子の滝
みすずの滝、と読む。
歩道から沢を隔てて対岸に見える。
沢までおりれば、
もっと立派な氷瀑に見えるはずなのだが。




瓶子の滝の前にあった氷のオブジェ。
ご神水が凍ったものだから、
ありがたいのかもしれない(笑)




これがそのオブジェのもとの
ご神水。
湧き水で、とても美味しかった。
向こう側に瓶子の滝が見える。




沢沿いの道よりも一段高くなっているが、
そのせいで電線越しになってしまった。
瓶子とはお神酒を入れる容器のことだと
説明書きがある。


2005/3/5 
と、いうことで、やってきました榛名神社。
新治村から県道53号で中之条町に出て、そこからさらに県道28号で榛名湖をめざす。
かなり登った所でハッとした。あ、榛名湖って、ワカサギ釣り?ってことは、もしかしたらかなり混雑している?
ダンナに言ったら今頃気がついたのかとバカにされた。わかってて榛名神社に行こうと言っているんだと思っていたとのこと。
私が滝以外の情報に敏感であるものか。
少々の懸念をよそに、道はものすごく空いていた。快適に、あっという間に榛名湖畔に来てしまった。
おお、あのプリンのような形の山は、今年滝好きたちのページで何度も目にした榛名富士ではないか。しかし、榛名湖は真っ白に蓋をされたようで、誰一人いない。でかでかと看板が立っていて、今年の氷上ワカサギ釣りはもう終了したようだ。どうりで閑散としている。
榛名富士の写真が撮影したくて、駐車場所を探したがよくわからない。ちょうど「湖畔の宿記念公園」の矢印が出てたので、そちらに向かって右折した。
なにかの歌の記念公園らしい場所なのだが、あいにく榛名富士はきれいに見えなかった。せめて目前の木立をなんとか整理してくれたらなぁ。木には罪はないんだけどね。
  
白いクリームの上のごまプリン。
その公園にあった案内図を見たら、どうも湖からそれたこの道が榛名神社への道だったらしい。案内図どおりに進み、榛名神社にたどりついた。
さて、駐車場はどこ?探して神社の鳥居の前を通り過ぎ、さらに進んで行ったら行き止まり。蕎麦屋の駐車場でしたとさ。
中からじいさんがのこのこ出てきて、こっちに止めろと言う。この寒いのにお出ましいただいてしまったからにはとめざるを得ない。帰りにはそばもコーヒーもおしるこもあると言うので、仕方がない、お昼はコンビニおにぎりで済ませたのだが、そばの一枚くらいの出費は覚悟した。
じいさんの案内とおりに進むとものすごく乱雑に石を置かれた石段を降りることになった。凍っているのでかなり怖い。石段を降りると山門だ。
  
隋神門。昔は神社ではなくてお寺だったらしい。
榛名神社についての知識はまったくなかったのだが、かなり古めかしい神社だなぁと山門を見上げてわかった。
山門の前にある案内図で瓶子の滝の場所を確認して歩き始めた。
蕎麦屋のじいさんの忠告どおり長靴で来て正解だった。坂道のうえに圧雪状態になっているのですべりやすい。普通の靴だったらすぐにすべっていたことだろう。
最初に出てくるトイレの場所で神社に向かう道ではなくて、その下、沢沿いの道を選ぶ。そのままそれほど歩かずに、あれなんじゃないか?という氷柱が対岸に見つかった。
岩盤からストンと落ちた細長い氷の柱である。うわぁ。本当に柱だ。
しかし、それよりも目をひいたのは、道がわにある氷のオブジェだ。
この沢沿いの道のすぐ上が神社の御水屋になっていて、ご神水が飲めるようになっている。そこから樋が出ていてぴゅーっと道路をとびこえて沢に水が落ちる仕組みになっているのだが、その水が樹木にあたって完全に凍っていまっていた。清水なので綺麗である。
むしろ瓶子の滝よりも青さが際立って、こっちのほうが綺麗に見えてしまった。
沢沿いの道をもう少し先まで進むと、番所跡があり、そこから社務所に出ることができる。榛名神社の本殿を見て、今度は階段を降りた。
  
双龍門。水墨画の世界だ。
さっきぴゅーっと水が出ていたおおもとの御水屋に来る。ここからも瓶子の滝がよく見えるはずである。はずであったのだか、なんと、電線が邪魔して、まったくいただけない。まあ、榛名神社に参拝に来る人にとっては、滝はついでなんだろうから、電線は気にならないんだろうなぁ。
ご神水は甘くて美味しい水だった。
三重の塔などを見ながら、凍った階段を下り、蕎麦屋に戻った。
  
矢立杉。大きすぎる。

  
三重の塔。水墨画の中の唯一の色彩。
限定の門前そばが2時を回った時間でもまだあるとは、冬場は商売あがったりですなぁ、じいさん。おしるこ600円、門前そば800円の値段の比較で蕎麦が勝った。
そばができあがるまでじいさんが話し相手をしてくれた。なんでも新潟の広神によく山菜を採りに行くとか。地震のことをとても心配していてくれた。
そこで凍った瓶子の滝の写真を見せてもらったのだが、河原まで下りれば、細い柱というよりも、もう少し立派な氷瀑に見えるらしい。
今日はじいさんも言っていたのだが雪が多くて、河原までは危険で降りられなかった。寒いおかげで氷瀑となった瓶子の滝を3月でも見られたのだが、雪のおかげで近づけなかったとは皮肉である。
ものすごくコシの強い門前そばをいただいて、わざわざ表まで出て見送ってくれたおかみさんに挨拶をして、榛名神社をあとにした。

                 その3 船尾滝へ
交通

  榛名湖
 関越自動車道渋川伊香保ICをおりて、伊香保温泉をめざす。伊香保温泉を通り過ぎ、なお県道33号のつづら折をずんずん登って行くと右側に見える湖が榛名湖である。

  榛名神社 県道33号の榛名湖畔をしばらく進むと左折すると県道33号、まっすぐは県道28号だという標識がある。ここは左折。県道33号のまま坂道を登る感じで進む。ここから先もつづら折である。一山越えて、下りになるとそこはもう榛名神社の敷地らしい。
道が下りになったら注意していると左折すると榛名神社という案内がある。
そこを左折して、そんなに走らずに神社の鳥居が見えてくる。
ちなみに、駐車しそこねたので、公営駐車場がどこにあるのかわからない(こらこら)
ちなみに、榛名神社のホームページでは、瓶子の滝ではなくて魚止め滝になっている。みすず岩から落ちているので瓶子の滝と現地の案内にはあったのだけどね。ホームページにはおみくじなんかもあって、おもしろい。
くだんの蕎麦屋は、鳥居の前を通り過ぎると自動的に着いてしまう。湧き水で入れてくれたコーヒーもあるらしい。

  湖畔の宿記念公園
 上記の湖畔を県道28号へと進む。ほどなく左折すると公園であるという案内がある。坂を上るとすぐに左手に駐車場、右手に公園がある。

2005年氷瀑を求めてA その1 不動滝 へ
2005年氷瀑を求めてA その3 船尾滝 へ

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