善五郎の滝 形はいい滝なのだが、 とにかく遠い。 しかも、草木が生い茂り、 滝つぼも見えない。 この滝を見るなら、せめて 木々の芽吹く前がいいだろう。 番所大滝 善五郎の滝があまりよく 見えなかったので、期待薄だったが、 ものすごくいい滝だった。 特に、岩盤に当たって落ちる 水の模様が魅力的だ。 これは、滝見台の下から撮影。 こちらは、滝見台から撮影。 やや上から望む感じになる。 滝見台の下のスペースと 滝の位置関係はこんな感じ。 滝つぼと水平のレベルではなく、 ちょっと高い。 説明書きによると、 柱状節理の岩盤だそうだ。 水がこまかく分かれて、 とても美しい。 滝見台の下におりる踏み後のまわりに けっこう花が咲いていた。 |
2005/8/13 善五郎の滝(落差20M) 番所大滝(落差40M) 長野県松本市 三本滝を出て、来た道を戻って行くと、まず善五郎の滝の駐車場に出る。カーブの途中にある感じの駐車場には自動車がたくさんとまっていて、1台も空きスペースがなかった。そんなに人気なのか、善五郎の滝。 困った。路駐するにもカーブの連続の道なので、危険すぎて無理だ。 この少し上にすずらん橋という橋があり、そのたもとに大きな駐車スペースがあった。少し遠いがそこから善五郎の滝の駐車場まで歩いて、と、考えて、Uターンする。 が、途中でダンナが善五郎の滝の入り口という杭をすずらん橋のあたりで見たと言い出した。ならば、そちらから行けばいいじゃないの。 すずらん橋のたもとの駐車スペースは、キャンピングカーの大会か何かがあるらしく、半分はキャンピングカーで埋められていたが、それでも楽々駐車できた。 駐車スペースからすずらん橋に向かって進むとすぐに下の写真のような杭があり、そこから下る感じで滝見台まで行ける。ゆっくり進んでも10分かからない。 道もなだらかで、全く苦労なく行けた。 滝見台には我々と一緒に駐車場から歩いて来た家族連れと若者たちのグループ以外に人はいなくて、下の駐車スペースにあった自動車の分だけの人はどこに行ったのか、という感じである。 ちなみに、下の駐車スペースからは登って滝見台に向かう形になる。 滝は滝見台からの遠望で、しかも、夏のこの時期、木々の葉っぱだの夏草だのが生い茂り、下半分は見えない状況だった。 滝自体は規模の大きな立派な滝なのだが、これでは完全に消化不良である。 遊歩道入り口と遊歩道の様子。なだらかで、苦労は全くない。 ちょっと期待はずれだったので、がっかりしたが、気をとりなおして番所大滝をめざした。こちらは、入り口に有料と書かれている駐車場に自動車を入れる。 だが、別に料金所があるわけでも管理人がいるわけでもないので、ほぼ無料である。 10台以上とめられるスペースに、満車に近い自動車がとめられていた。 しかし、善五郎の滝で学習したので、自動車の数ほど人はいないだろうと思っていた。 駐車スペースから川に向かうと遊歩道の案内板が立てられている。右に行けば展望台、左に行けば滝上展望台。さてどっちだ?よくよく見るとその図に手で後から書き足して、右側の展望台だと滝がよく見えると書いてある。 世話好きの滝好きが書き足したらしい。 考えてみれば、滝を上流から見たってむなしいだけである。とにかく右手に進んだ。いきなり急降下の階段だった。 これが、ずんずんと下る。とにかく下る。何が何でも下る。 まだ下るのかと思うくらい下ると展望台の屋根が見えた。 展望台にはかなりの人がいた。10人くらいか。すれちがった人なども含むと、駐車スペースの自動車分くらいの人はきっちり滝を見に来ているらしい。 私がその人たちの間から滝を撮影していると、ダンナが目配せするように展望台の下を指差した。 おやまあ、展望台の下10メートルくらいの場所にちょうどいいスペースが開けていて、そこに若者が3人ほど座り込んで滝を見ていた。あの位置なら滝のまん前ということになる。行けるのか、そこに。 ふと見ると踏み跡らしいものが展望台の入り口の右手から下に伸びている。もちろん草ぼうぼうだし、急な坂を下りることになる。が、これくらいの草や坂、佐渡の大ザレの滝を経験した後では可愛いもんである。 行けるのであれば、行く。 展望台から滝を見る観光客から離れて、そーっと、いや、別に隠れなくてもいいんだが、踏み跡に進んだ。 けっこう滑ったが、うまいこと若者たちがいる場所に行きつけた。若者たちは我々が来たのを見てか、場所を譲るようにその場を去って行った。 下のスペースから滝見台を見上げてみた。 展望台の下のスペースに立つと、滝と真正面で向かい合う形になる。風に乗って飛沫が飛んで来て、気持ちがいい。しばらくその場で撮影した。 が、やっぱりあまり堂々とやるべきことではないだろう、展望台からはみ出て滝を見るのは。観光客の子供たちがあの人たちの所に行きたいなんてわがまま言ったらマズイでしょう。 ということで退却。 この番所大滝の上流に番所小滝という小ぶりの滝があるらしいので、そちらに行くつもりでいた。 ところが。 帰りの登りのきついこと。 普通なら息を整えつつ登るのだが、観光客の一段が我々に道を譲って先に行くように言う。私とダンナの距離がかなり開いていたのに、私まで待っていてくれるもんだから、つい駆け足で登ってしまった。マズかった。 登って立ち止まったところで世界が真っ暗になった。 ブ、ブラックアウト?血の気が地面に向かってすーっと落ちていく感じである。息もできなくなってしまった。本当に死ぬかと思った。 手足がしびれるのをだましだまし登って自動車に戻る。これじゃあ番所小滝どころのはなしじゃない。暑いなか、あちこち歩いて無理をしたのがいけなかったのかもしれない。 今日はここまでで乗鞍の滝めぐりは終了することにした。 ま、滝は逃げないんだし、また来ればいいではないか。 新潟に向かって帰りがてら、スーパーの敷地にある足湯に立ち寄ってみたら、有料だったので写真だけ撮影。 足湯、山の花。壁と屋根つきなので、足湯に見えない。 写真の白い部分がお湯です。だれも利用していない。 それから手近な温泉に入って白濁したお湯に感激してすっかり元気を取り戻した。 家に帰りついたのは、午後9時くらいになってしまったが、思いついて出かけたわりには色々と収穫のあった楽しい1日になった。 |
交通 長野自動車道松本ICをおりて、国道158号線で上高地方面に進む。スイカの名産地波田町を通り過ぎると、道の駅「風穴の里」があるので、そこで情報収集をするとよい。 途中、トンネルとトンネルの間に左折して乗鞍高原に向かう道に入る。県道84号である。乗鞍高原、と必ず道案内があるので、見落とさないようにすれば間違わない。 国道158号線がわから行くと、最初に番所大滝に出る。JAなどがある建物が立ち並んだ場所であるが、看板があるのですぐにわかる。一応有料駐車場になっているが、管理人などはいない。駐車場から階段で延々と下る。滝見台の下のスペースへは、踏み跡があるので行けるが、大変危険なので、自己責任で行動するように。 県道84号をさらに進み、いくつかのカーブを曲がったあたりに右側に善五郎の滝の駐車スペースがある。ここから行くと登って滝に行く形になる。もう少し進んで、すずらん橋の手前左がわにもかなり広い駐車スペースがある。ここのすずらん橋がわからも善五郎の滝に行ける。こちらからは下って滝に行く形になる。滝見スペースからのやや遠望になる。 足湯の「山の花」は、番所大滝から少し先に進んだバス停の番所のそばのスーパーツツキ商店の敷地内にある。大人200円、子供100円。スーパーで支払う。 |
2005年夏の滝めぐり その@三本滝へ
2005年夏の滝めぐり そのB嫗仙の滝へ
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