2004年No.1
雷霆の滝

2005年のナンバーワンは選定が困難だった。と、いうのも、後半から遠出できない理由ができてしまい、百選の滝も県外の滝も行けなくなってしまったのである。いきおい、県内の再訪の滝ばかりになり、今までの年の選定基準があてはまらなくなってしまった。
2004年に巡った滝たち
百選の滝
  平湯大滝(岐阜県)再訪
  北精進ケ滝(山梨県)
  龍王の滝(高知県)
  轟の滝(高知県)
  大釜の滝(徳島県)
  常布の滝(群馬県)再訪
  根尾の滝(岐阜県)
  不動滝(岩手県)
  鈴ケ滝(新潟県)再訪
  棚下不動滝(群馬県)再訪


  百名滝をめぐって何年かたつと、さすがに近場に訪れたことのない滝がなくなってくる。
そういうわけで2004年はいよいよ再訪の滝が数多く登場することとなった。しかし、再訪には意味がある。HPを作りたての頃の滝は詳しいレポートが無いのだ。
それに季節を変えての滝の訪問にも新しい発見がある。
  さらに一部とはいえ、遠い未来まで無理だろうと思っていた四国の滝を巡ることができたのも収穫だった。




 
  新潟にありながら詳しいレポートがなかった鈴ケ滝。再訪でレポートができた。



    四国の轟の滝。遠い地の美滝に酔った。

新潟県の滝
  不動滝(村上市)
  三段滝(青海町)
  お弁が滝(柏崎市)
  椎谷不動滝(柏崎市)
  大島村の無名滝(大島村)
  丸滝(吉川町)
  桂清水の滝(三川村)
  大沢不動滝(柏崎市)
  板山不動滝(大島村)
  乙女の滝(下田村)
  旭滝(上川村)
  大滝(下田村)
  白滝(能生町)
  鉾ケ岳の無名滝(能生町)
  金城山の滝(六日町)
  雷電様の水の滝(六日町)
  雷電様の水の奥の滝(六日町)
  どっぱら清水の滝(五泉市)
  黒滝(清里村)
  吹上の滝(塩沢町)
  アイガメの滝(塩沢町)
  行者の滝(塩沢町)
  滝寺不動尊の滝(上越市)
  釜段の滝(湯沢町)
  魚止めの滝(六日町)
  夫婦滝(六日町)再訪
  不動滝(六日町)再訪
  鈴の小滝(朝日村)
  布曳滝(朝日村)
  十三ケ滝(柏崎市)
  不動滝(柏崎市)
  一向の滝(某所)
  三重の滝(能生町)
  御膳の滝(五泉市)
  ゼンデラ滝(加茂市)
  白滝(朝日村)
  青木の滝(加茂市)
  猿飛滝(下田村)
  その他たくさんの名無し滝(笑)


新潟の滝の2004年は、ついに山岳の滝に手をつけてしまった年ともいえる。
といっても、山素人の我々なのでちゃんとした登山道の途中にある滝に限る。
それでも因縁の下田村大滝、念願の巻機山割引沢の滝たちを見ることができたのは大収穫だった。
さらに、新潟県在住の滝好きからの情報も得ることができ、レアな滝を発掘することもできた。
2004年でおおかたの新潟の滝は見終わっただろうと思っていたが、まだまだ隠れていそうである。
しかし、2004年10月に起こった中越地震の影響が中越地区の滝にどれほどの影響を及ぼしているのかわからない。
2005年は再訪を含めて、そのあたりも確認する必要があると思う。


   
   旭滝ではヒルの大群に出会った。
他県の滝
  塩原の滝たち(栃木県)
  (回顧の滝、留春の滝、布滝、風挙の滝、竜化滝、)
  早滝(群馬県)
  三滝(長野県)
  八坂大滝(長野県)
  たるまの滝(岐阜県)
  赤坂の釜淵(群馬県)
  石空川渓谷の滝たち(山梨県)
  (一の滝、二の滝、三の滝)
  藤八の滝(長野県)
  びわ滝(徳島県)
  大轟の滝(徳島県)
  塩原の滝たち(栃木県)
  (素連の滝、仁三郎の滝、雄飛の滝、咆哮・霹靂の滝、雷の滝、上滝、不動滝)
  女男滝(岐阜県)
  あかがねとよ(岐阜県)
  唐谷滝(岐阜県)
  三つ滝(岐阜県)
  付知峡の滝たち(岐阜県)
  (観音滝、不動滝、仙樽の滝)
  竜神の滝(岐阜県)
  小野の滝(長野県)
  こもれびの滝(長野県)
  不易の滝(長野県)
  小根津都の滝(秋田県)
  中滝(秋田県)
  銚子の滝(秋田県)
  湯の又の滝(秋田県)
  錦見の滝(秋田県)
  奥入瀬の滝たち(青森県)
  (銚子大滝、九段の滝、双白髪の滝、不老の滝、白糸の滝、白布の滝、雲井の滝、双竜の滝)
  大空滝(岩手県)
  赤芝峡の滝(山形県)
  行司ケ滝(福島県)
  木戸川渓谷の滝たち(福島県)
  (雄滝、雌滝、布滝、九竜の滝)
  背戸峨廊の滝(福島県)
  (とっかけの滝、釜ん淵下流の滝)


  2004年、ついに県外の滝は百選の滝のついでではなく、百選以外の滝を見る目的で出かけるようになってしまった。
マズイ。これではいくらあっても時間もお金も足りない。
しかし、百選以外の滝でも素晴らしい滝がどっさりあるのである。
特に2004年で言えば、百選ではない県外の滝が我が家のナンバー1になってしまったではないか。
と、いうことで、ますます県外に出かける傾向が強くなりそうな予感を残した2004年だった。


 日没が滝見の最大の敵だと知った湯の又の滝。

2004年のナンバーワン!
最も思い出深い滝
  ダンナ 割引沢の滝たち
  R    裏巻機渓谷の滝
最も美しかった滝
  ダ  雷霆の滝
  R  雷霆の滝
最も豪快だった滝
  ダ  銚子の滝
  R  霹靂の滝
最もしょぼかった滝
  ダ  椎谷不動尊の滝
  R  椎谷不動尊の滝
もムカついた滝
  ダ  御膳の滝
  R  三滝(長野県)
最も危険だった滝
  ダ  ゼンデラ滝
  R  ゼンデラ滝
最も人に見せたい滝
  ダ  八坂大滝
  R  雷霆の滝
最も冒険だった滝
  ダ  ゼンデラ滝
  R  大滝(下田村)
最もお手軽な滝
  ダ  桂清水の滝
  R  小野の滝
最もくやしかった滝
  ダ  錦見の滝
  R  松見の滝

滝の遊園地。楽しかった。天気もよかった。
初の新潟滝オフ。胃が痛くなるほど天気の心配をした。

水量といい、水流の変化といい、写真で残せた出来も一番良かった。
初の滝水滝前コーヒー。さんざん堪能して滝前で1時間過ごしてしまった。

雨で水量大爆発!
梅雨のため水量がとんでもなかった。水の巨大スクリーン。

看板に偽りあり。しかも一部人工。
不動尊のそばに立派な滝の絵があるのにねぇ。どう見ても管から出ているよねぇ。

トゲのある草が茂る道なき道をかき分けての滝見。道の整備くらいしておけ!
凍る滝だというので見に行ったら、凍ると滝だか何だかわからない代物だった。

危険以外の何物でもない。
廃道になってしまった登山道というのは、遭難の危険性が大きいと痛感。熊もいたかも。

氷瀑だが、あのタコ坊主、一見の価値あり。
やっぱ、綺麗ですって、あの滝は。幅広滝がお好きな方には特にオススメ。

冒険以外の何物でもない。
滝見で初めてダンナが死んだ場合をシュミレーションした。ほぼ0度の川も素足で渡った。

湧水、水汲み場なのでお手軽。
国道のすぐ脇。鉄路のすぐ下。

時間切れ、暗くて見られなかった。
すぐそばまで行ったのに〜。ついでながら茶釜の滝オフに参加できなかったのもくやしい。


ダンナの思い出深いNo.1
割引沢の滝(行者の滝)

Rの思い出深いNo.1
裏巻機渓谷の滝(夫婦滝)

ダンナの見せたいNo.1
八坂大滝

ダンナの豪快さNo.1
銚子滝

Rの豪快さNo.1
霹靂の滝

二人のショボいNo.1
椎谷不動尊の滝

二人の危険No.1
ゼンデラ滝

ダンナのムカつきNo.1
御膳の滝

RのムカつきNo.1
三滝

Rの冒険No.1
大滝

ダンナのお手軽No.1
桂清水の滝

Rのお手軽No.1
小野の滝

リベンジを誓った滝たちは、どうなかったのか?
北精進ケ滝   北精進ケ滝オフまであって、直前まで行く予定だったのに行けなかった。2003年もまたフラレてしまった。恋しい恋しい北精進ケ滝。いったいいつ行きつけるのだろうか。・・・と、昨年リベンジを危ぶんだ北精進ケ滝。しっかり行って参りました。ただし、遊歩道の終点からの遠望だ。しかし、それでも充分なくらいすごい滝でした。
二王子神社の周辺の滝たち 妹背滝だけしか地図になかったのでそれだけ見て終わったのだが、あのまわりにはいくつか滝がそんざいしていたことが、同県のsyamさんの情報で判明。惜しいことをした。・・・と、昨年リベンジを誓ったのに2003年には行かなかった。なかなか行く機会がない方面ではある。
と2年連続で行かなかった二王子神社周辺。今年も行く機会が無かった。来年、行けるかな?
銚子滝 地図上では新潟県最北端の滝。すぐ近くまで行ったが、沢を登る長靴がなかったため断念。・・・と、昨年リベンジを誓ったのに、やはり行かなかった。水ぬるむ頃行きたいのではあるが。
今年も朝日村には何度か行ったが、水の中に入るためらいがあって探索していない。釣りのシーズンが終わった頃がベストかも。
黒滝 地図上では林道が続いているはずが、途中で自動車は通行止めに。しばらく歩いたが、滝までの距離が分からずに断念。滝の先には小松原湿原などもあるので、ぜひ覚悟をきめて行ってみたい。・・・と、昨年リベンジを誓ったのに、この滝にも行かなかった。この滝はぜひリベンジしたかったのだが、残念。
リベンジ終了いたしました。新潟の滝をめぐる方からの情報があり、難なく見れることができた。ただし、木々の間から垣間見るだけだったのが少々残念。
魚止の滝 裏巻機渓谷にある滝。上流の2滝は見たのに、この滝は遊歩道から外れていたために見逃した。あらあら、この滝にも2003年に行っていない。なんと年を跨いだ宿題の多いことか。
こちらもリベンジ終了。しかも、滝オフの会場にもしてしまって、2度も行っている。
大滝 下田村の吉ケ平から守門岳に向かう登山道にあるらしい滝。しかし、いったい登山道から見れるのかどうかさえわからない。2度ほどチャレンジしているのだが。情報求む。
リベンジ、とりあえず終了。ただし、滝は登山道からは見られない。音は豪快に聞こえるのだが。崖をむりやりはいずって下るとチラっと見える。
廻し滝 すぐ近くまで行ったはずなのだが、みつけられなかった。
こちらは近くに行く機会もなかった。

2004年、リベンジを誓った滝たち
松見の滝   今年一番の痛恨。この滝を見るために青森まで行ったのに、台風崩れの雨のため、林道の入り口を確認しただけで滝まで行くことができなかった。
三十三丈滝 この滝を見るために廃道となった登山道を登ったのに、ついに見ることができなかった。はたして見られる滝なのか?


2004年滝めぐり総括

 今年の総括での一番の出来事といえば、百選ではない滝が「んがお」家がめぐった滝の中でナンバーワンになってしまったことである。これを決めるには、ダンナと少々協議しなくてはならなかった。本当にいいのか、百選じゃない滝をナンバーワンにしちゃって。百選の中から選べというのなら選べるぞ。
 だが、総括である。滝めぐりをした中で一番の滝を選ぶとしたら、百選であるかないかなど関係ないではないか。
 そういうわけで、見事、雷霆の滝がナンバーワンになった。姿が美しいのと、もう一つこの滝には勝因がある。ここで念願の滝水滝前コーヒーが初めて実現したのである。これは印象が悪くなるわけが無いではないか。
 さて、そうやって振り返ってみると、2004年は県外の百選以外の滝をたくさん見た。前年までのパターンでいくと、百選の滝を見に行ったついでに近くの滝を見るという形だったのに、今年は百選ではない滝をわざわざ見に行っている。滝初めからして塩原である。その塩原にはもう一回行っているし。
 氷瀑を見ることを憶えてしまって、滝好きにオフシーズン無しと悟ったのも2004年である。新潟には凍る滝は無いので、どうしても県外に遠征することになる。群馬、長野は氷瀑の宝庫だ。あこがれの平湯大滝の氷瀑ライトアップにもついに行ってしまった。
  
ライトアップされた平湯大滝。しかし氷瀑は昼のほうが美しいと実感。
  また、2004年はついに新潟で滝オフを開催した。
  予定していた滝が雪渓の崩落事故などがあり行けず、急遽場所を変更。当日も朝から土砂降りの雨というドタバタしたオフではあったが、オフの間はお天気に恵まれた。参加者のみなさまには本当に感謝したい。
  そのオフでありったけのお天気パワーを使いきってしまったのか、後半に入るとどの滝に行っても雨という運のない滝見が続いた。東北遠征でも台風崩れの雨にあってしまい、松見の滝を見るのを断念。2004年最大の痛恨事である。それでも、雨のおかげで観光客が少なかった奥入瀬の滝を見ることができた。
  新潟の滝で特筆すべきことは、登山道の途中の滝を見に行くことができたことである。以前であれば体力的なことを考えてどうしても行くつもりになれなかった滝を2004年は次々と見てまわった。代表的なのは巻機山割引沢の滝たち。これはもう沢登りの人たちのジャンルに入れてもいいはずなのだが、しっかりした登山道なので沢の素人でも行ける。問題は行くつもりになるかどうか、だけである。その他には金城山の滝、鉾ケ岳の三重の滝などである。三重の滝は雨の中、富山のしんこさんうーまさんも一緒に登ってくださった。
  
登山道の途中にある三重の滝。鎖ばっかりの急登だった。
  滝めぐりの発端となった百選の滝であるが、2004年は再訪の滝が増え出した。近場に行ったことのない百選が少なくなってきているのが原因である。それでも、滝は行くたびに表情が違う。季節もそうだし、水量でもかなり印象の違うものになる。天候も大きく影響する。行ったことのない滝に行くのと同じくらい再訪もよいものだと思った。
百選の滝の中で最も印象に深いのは、根尾の滝だろう。虹のオンパレードで、滝好きを狂喜させた。霆の滝がなかったら、きっと根尾の滝が2004年のナンバーワンになったにちがいない。
  
虹が美しかった根尾の滝。
  総合してみると、2004年は比較的体力にものいわせてガンガン突き進んだ年だったようである。本人にはそんな印象は全くなかったのだが。2005年は果たしてガンガンと突き進めるのか。それとも、再訪が多くなるのか、それはきっと終わってみなければわからない。
  最後に2004年7月にあった水害、10月にあった地震にたくさんのお見舞いのことばを頂いたのも嬉しかった。みなさま、ほんとうにありがとうございました。
  地震がどのように中越の滝に影響しているか、雪が消えたらボチボチ調べるつもりである。
                                                    2005年1月4日  んがおR
                  (文中に出てきて、リンクされていない滝は「滝のもくじ」から行くことができます。)



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