米子大瀑布 向かいにある丘からの 不動滝と権現滝の2ショット。 かなり離れているのだが、 この位置からも滝の轟きが聞こえる。 不動滝。 これは、不動尊に着く前の かなり下の位置から撮影。 不動沢が米子渓流に合流する場所。 権現滝。 全景が見えるポイントは多分 ここだけだろう。 不動尊から左の道を登ったところ。 絶対わからないだろうが、 実はこれ、大きさ比較写真。 左の端っこにダンナがいるのが、 わかりますかー? 拡大しても、わからなかった。 意味ねーじゃん。 リンゴの花。 ちょうど須坂市はりんごの花が 咲いていてきれいでした。 でも、地味なの、リンゴの花。 |
2002/4/27 米子大瀑布(不動滝85m、権現滝75m) 長野県須坂市 過去、2回わざわざ行ったのにたどりつくことが出来なかった因縁の米子大瀑布、ついに行き着くことができた。今回はあらかじめ須坂市観光協会に問い合わせ、駐車場まではノーマルタイヤでOK、しかし滝に行く道に雪があるので長靴がいいだろう、との回答を得た。 さて、今回は貧乏日帰りの旅なので、お弁当持参である。駐車場から滝までの間が公園みたいになっているだろう、と勝手に思ってそこでお弁当を食べるつもりだったが、何にもない。しかたなしに駐車場の一角でお弁当を広げていると、あら、あらら、あらららら。ジャンボタクシーという9人乗りくらいのタクシーが次から次へやって来た。総勢40人くらいの団体さんがやって来たのだ。大型バスではここまでの曲がりくねった道は登ることができないからタクシーに分乗してきたらしい。 これは、マズイ。みんなおばさんだ。この団体と一緒に滝を見るなんて、絶対にイヤだ。と、いうことで、そそくさとお弁当を食べ終えて、休憩もしないまま、滝へ向かうことにした。幸いおばさんたちはトイレに行ったりしている。女性用は2つしかないトイレだから、あの人数では30分はかかってしまうだろう。その間に先に進んでしまわなくては。 左:雪の上を行く 右:米子渓谷の小さな滝。 滝に至る道は観光協会の回答ほど悪路ではなかった。ただ一部写真のような雪の上を歩かなければならない部分があっただけ。ちょっと厳しい登りもあったが、途中で不動滝の全景を見ることが出来てその迫力に息をのむ。 米子渓流の脇を登っていくのだが、この渓流、ところどころ小さな滝がたくさんある。が、暴れ川らしく、そこここに護岸工事がなされていて、人口の部分と自然の部分のサイボーグのようである。奇麗な小滝、と思うとそのすぐ上に真四角のコンクリートの固まりがあったりする。もうちょっと考えて造れなかったものかしらん。 階段とも登山道とも言えない上り道を登ると米子不動尊に出る。この不動尊を挟んで右側を登って行くと不動滝、左側を行くと権現滝。ルートとしては右側から行くのが楽だと思う。 米子不動尊から両滝を望む。右が不動滝、左が権現滝。 不動滝に向かう道。岩がごろごろ。 不動滝は、どうも滝行かなにかをやるんじゃないかな、滝が落ちるその場所まで行けるようになっていた。が、もちろん滝に打たれるつもりにはならない。 ずっと暑いくらいの気温だったというのに、滝の両脇に氷の塊をつけている。滝壷はなく、残雪の下に水は吸い込まれていっている。 不動尊まで降りる途中に権現滝への道がある。権現滝は遠くから見るだけだが、不動滝と同じくものすごい水の量と高さ。やはり氷と雪がまだある。 大きいね、すごいね、と言いいつつ、不動尊に戻ると、例のおばさんの団体がちょうど到着した所。実はそのまま来た道を戻るつもりだったが、あの団体の間を通り抜ける勇気が無い。来た道の倍、1.8キロ必要な滝見台のほうへ行く道をとらざるを得なくなる。 しかし、これが大正解だった。 滝見台は、滝のある崖の正面にある丘にある。この丘はどうも崖崩れがあってそのあと復旧し芝生を植えた様子である。まるで雪の解けたゲレンデのような、木が1本もない丘なのだ。その時の工事の道らしいなだらかな道を歩いていけばいいので、丘に登ると言っても全く苦労はしない。 そして、振り返ると屏風のような柱状節理の崖と、不動滝、権現滝の姿がいっぺんに目にすることができる。 このパノラマは、多分、見てみないと感動がわからないと思う。 例えはおかしいのだが、映画のSFXのようなのだ。現実離れしていすぎる。目の前に高さ100メートルを越す垂直の崖があり、その上から双子のような滝が轟音を響かせながら落ちている。 とにかく、その目で見てみてほしい。 この丘の反対側に奇妙滝という滝がある。これも60メートルの滝。ここへは反対側から自動車で来ることができたらしいのだが、手もつけられていない土砂崩れの跡を見てしまった。道路が決壊している。この山、あちこちで崩れている。とっても恐い自然の一面である。 左:山桜がまだ咲いていた。権現滝と2ショット。右:奇妙滝 滝見台から駐車場までは少しきつい登山道になる。景色も見えないのでつまらない。しかし、下りなのでまだ楽だ。 駐車場につくと、くだんの団体さんを乗せてきたタクシーの運転手がつまらなそうに待っていた。団体はどうしているかときかれたので、今、丘のあたりだと答えたら、そっちまで行ったのかー、と唸っていた。もう少し待ってください、仕事ですから。 |
交通 標識がきっちりとしているので、すぐにわかる。上信越道須坂・長野東ICから須坂市方面に行く。国道406号に出て左折。右側に温泉施設『湯っくらんど』があるがそれを通り越すと、右がわにサークルKがある。そのすぐ手前の道を右折。狭い集落の中の道を登って行くと米子大瀑布は右折せよ、と標識が出ている。そこからが山道の本番である。いったん山を越えたかと思ったらもう一山ある。が、滝まであと何キロという標識がしつこいくらい出ているので、目安にはなる。 |
|
リンク 須坂市 |