称名滝、ハンノキ滝





称名滝
ハンノキ滝

レンズがびしょびしょになってしまった。
かなりの距離があるが、水しぶきが
容赦なく飛んでくる。
滝が風を巻き起こしているようだ。



滝つぼ。
2つの滝の水を受ける滝つぼは、
水しぶきでまったく見えない。
深いのか浅いのかさえ分からない。




滝に向かう道の脇に
咲いていた花。
たくさんあった。
2003/6/8 称名滝(350m 富山立山町
ハンノキ滝が見たい。
称名滝は以前に見に行ったことがある。トップページの写真はその時のものだ。しかし、夏場だったために、ハンノキ滝は出現していなかった。
ハンノキ滝がどうしても見たい。
雪解けの時期か、増水時にしか出現しないこの滝は明らかに日本一の落差を誇る称名滝よりも高い位置から落ちている。しかも、称名滝と同じ滝つぼに落下しているのだ。
これほどすばらしいパノラマはないだろう。
以前からあこがれていたが、あこがれるだけではどうしようもない。この2週間前にリンクさせていただいている『みちくさ旅紀行』のいわなさん、やまめさんの撮影したハンノキ滝を見て、ここで動かずにどうしよう、という気分になった。
家を8時過ぎに出て、滝に到着したのが正午前。いい具合にお日様が出ていたが、虹はかかっているだろうか。
駐車場に入る前からハンノキ滝は見えている。滝見台が崩れていて入れないとあちこちに看板が出ているが、いったいどうなっているのだろう。ややきつい坂道を登って行くこと約30分で滝のまん前に出る。
ああ、すごい。水しぶきが嵐のように滝の前にある橋まで襲って来る。
が、入れるのはその橋までだった。
橋を渡ってさらに何段か高い所に出ると称名滝が全部見えるはずなのだが、そこへはいけない。崩れているようには見えなかったが、手すりのあたりがぼっこり壊れていた。あ、あれは落石だな。落石防止をするまでは滝見台は閉鎖なのだろう。
滝見台の角度からであれば、もしかしたら虹が見れたかもしれないが、橋からは無理だった。
仕方がないので、駐車場の近くのお土産屋さんの裏手にある滝見場所に行ってみたが、ここからも称名滝のほうはよく見えなかった。
バス乗り場の2階にある称名滝展示室に八郎坂から見た滝の写真があり、それがまさにベストポイントらしいのだが、その八郎坂も進入禁止で入れなかった。
ハンノキ滝は見れたが、また滝見台が出来上がったら来てみたいものだ。
それにしても、ハンノキ滝だけかと思ったら、滝の左右にも小さな滝がいくつもできていた。
さもありなん、この上流にはまだまだたくさんの雪があるのだ。その雪がとけながら流れ落ちているのだろう。
雪解け時期は滝好きにはたまらないシーズンだ。

 
  2枚の写真を合成。中央の滝はハンノキ滝。白く写っている部分は水が流れ落ちている。

  
  遠望のハンノキ滝。称名滝がよくみえない。
  
  悪城の壁。垂直の崖が延々と続いている。
交通
北陸自動車道立山ICを降りる。あとは案内標識に従って進めばよい。『称名滝』と必ず案内板がある。県道6号を立山駅に向かって進む。立山駅へ向かう道を過ぎるて、やや進むと右折すると立山道路という場所に出る。この立山道路は一般車両は入れない。
そのまままっすぐに進もう。突き当たると左右に駐車場がある。そこに自動車をとめて、徒歩約30分で滝の前に着く。
リンク
富山県立山町


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